2021年の中間期はこのはこぶねさんからいただいたお仕事で頭をいっぱいにしていた気がします。というのは、はこぶねさんは社会的養護下の若者たちへのアフターケア事業を展開されていますが、そもそも社会的養護下の若者って どんな人たちなんだろう、とかどんな課題を抱えているんだろう、ということを自分は 全く知らなかったから。まずは調べるところからのスタートでした。
また、はこぶねさんの取り組み方は、実は、これまでにはないアプローチなんだと思います。それを人にわかりやすくするにはどうしたらいいんだと悩む、なかなか時間のかかったお仕事でした。
社会的養護下の若者って、そもそもどんな人たちかを調べると、けっこう情報をえられました。特にわかりやすかったのはYouTube に上がっている動画たち。今は当事者達が自分たちの背景や課題を知ってもらおうと動画を配信していました。 特に「THREE FLAGS -希望の狼煙 -」さんのチャンネルはいろんな切り口から社会的養護下の若者が語られていて、参考にさせていただきました。
調べていくうちに、社会的養護下の若者が18歳で施設を強制的に出なくてはいけないこと、そして出た後のいろいろな課題が想定される中、当事者として一番困るのは「相談できないこと」を知ったことは驚きでした。
知る前はてっきり生活費や住む場所など、物質的な負荷が大きいのかな、と想像したのです。実際は、誰かに相談できないことをはじめ、自分の居場所がない ことなど、社会の中でのつながりがないことも大きな課題だと知りました。
参考資料として:日本財団ジャーナル【社会的養護「18歳」のハードル】
https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2020/47630
社会的養護下の若者達の成長と関わりに興味を持ち、はこぶねに登録してくれた方々は「フレンズ」となります。フレンズとして施設訪問して子供達と遊んだりしながら交流を重ねていただく。その中で子供から信頼されて個人的に親しくなっていく人達を育てていく活動。
これを私たちのチームでリーフレットにしたのがこちら ↓
はこぶねの活動拠点でもあるトモカフェ。スタッフの皆さん達で作り上げた、居心地の良く集まりたくなるカフェ空間でした。はこぶねの活動に興味がある方は、連絡してお気軽に訪問してみてください。スタッフの皆さんがウェルカムでお迎えしてくれるはずです。
施設退所後も子ども達に寄り添い、
関わりを持ち続けてきた大藪真樹代表
はじめとした熱い思いの皆さん達です。
はこぶねさんの思いをもっと見える形にして、皆さんにお届けしたい。そんな想いから今回は動画も作成。大藪代表の生の声で、はこぶねを語っていただきました。ぜひご覧下さい。
はこぶねの日々の活動はこちらから
Instagram:
https://instagram.com/hakobune2017?utm_medium=copy_link
HP:
最後に。
今回「はこぶね」さんの活動を知り、社会的養護下という背景で育った一人一人に、どうか自分らしい道を切り拓いてほしいと切に思わされました。そのために彼らと伴走する「はこぶね」と自分の未来を探しに出かける若者達をイメージして描きました。どんな人も、自分らしく生きることができる。共に生きることで新しい未来に向かっていける、そんな思いを込めています。
はこぶねさんにコンタクトを取りたい方は↓