『ゲット・アウト』、『アス』の世界的大ヒット共に高い評価を受け、世界中の観客が次の新作を熱く待ち望む、今最も注目される監督の一人となったジョーダン・ピール。
『アス』から約3年ぶりにメガホンを取った最新作『NOPE/ノープ』は、これまでピールが描いてきた“個人的な物語”から大きく飛躍し、平凡な田舎町の上空に突如現れた、雲に覆われた巨大な飛行物体が想像を絶する事態を招くという謎に包まれたサスペンス・スリラーを描いていますが、ピール自身も「本作はこれまでの作品と違い、より大きな冒険を描こうとした。映画製作の観点でも、一番冒険しているよ」と自信のほどを語っています。
行ってきました!
感想の第一声は「めちゃくちゃおもしろい・・・。」
でした。
メタファーが多いので解説はしきれない映画です。
なので自分が特に好きだと感じた点についてだけ残そうと思います。
まず、いい意味の裏切り。
ジョーダン・ピール監督といえば黒人問題を取り上げているだろう →
その通りで、映画界で初めから黒人が重要な位置にいて関わってきたんだという主張をしっかり序盤で提示するのですが,最終的にはこれはSF+西部劇+スペクタクルな映画でした!
次に臨場感がハンパない!
宇宙船かと思いきや・・・まさかの生物!襲われる恐怖や生き物としてのリアリティが素晴らしい!
形態を変えた後はエヴァの使徒ですよね?綺麗すぎませんか?
空にいますね,アレ。
撮影素晴らしすぎるよぅ。
鑑賞後知りましたが、クリストファー・ノーラン監督作品のTENETなどをいくつも撮影しているホイテ・ヴァン・ホイテマが撮影でした。
道理で・・。広大な荒野の様子は映画館で絶対見るべき!
俳優(特にOJ役)たちの演技素晴らしいよぅ。
臨場感あふれる演技を見せてくれる役者さんたち。
間合いとか,目の表情とか。もうすっかり感情移入します。
見終えた後に一人一人のことを考えてしまう。
ドラマを追体験している。
とにかくおもしろいよぉぉぉぉ。と叫びたい映画でした!