ぴょぴょぴょーーーん 林美蘭(miranartworks)です。
たまものクラブ様にインタビュー頂きまして記事が公開されました。
たまものクラブ様は「クリスチャンの作家活動、お仕事、ミニストリーインタビュー」をコンセプトに様々なクリスチャン作家たちを紹介されています。
公式HP ↓
そんなたまものクラブ様に、ワタシが!インタビューされました🎉
前後編の二本立てです。
お時間ある時に、コーヒー飲む間読んでみるかあ、くらいにお気軽に読んでもらえると嬉しいです。
「神様なんていない」絶望した瞬間、世界から光が消えた/油彩作家・林 美蘭さん(前編)
貧困、被災と復興、男女差別。アートの裏側にある「声なき者」たちの声/油彩作家・林 美蘭さん(後編)
さてここで信仰を元にした作品をいくつか紹介させてください

『受胎告知』 2023年 1600mmx700mm oil on canvas
この作品は一枚が大体、大人一人(私基準)サイズを並べて一枚にしている作品です。
受胎告知は非常に有名な聖書の物語で、神の子イエスキリストを、セックスなしで(無原罪)授かったマリアの物語りです。*このストーリーはちょっと注釈とか入れずには話せないと思っているけれども今は置いておきます
西洋美術の中ではいろんな画家が描いてきました。レオナルド・ダ・ヴィンチも品格漂う美しい一枚を残しています。
さてさて。自分はこの作品のモデルにトランスジェンダー(もっと正確には男性も女性も演じていると感じていると語ってくれた)にお願いして描きました。身体は男性生殖機能を持つ人です。マキさんと言います。
りんごはアダムとイヴの物語からです。そして左は受胎告知に現れたガブリエルですが目を覆っています。 ヒールはルブタンをイメージして裏に赤を入れました。
一旦説明はここで止めておきます。

こちらは『エリザベツ』 2018年 455mmx273mm oil on canvas
受胎告知後、マリアは親戚のエリザベツへ会いに行きます。エリザベツは不妊の女性で、すでに閉経している年齢でしたが神の恩寵により子を宿しました。それがマリアと同じ頃(少し早い)の出来事です。
枯れたように見える木に葉を出さずに花を咲かせる梅を配置しました。

『夜の香り』 2017年 530mmx455mm
イエスキリストの死を前にした食事会での出来事です。非常に高価な香油を、一人の女がイエスキリストの頭に注ぎました。そして自分の髪でそれを拭った、という描写がありました。
どう読んでも、部屋中に広がったであろう美しい香りとともに官能性を強く感じざるを得ない場面です。 その香りを女性の姿で表現した作品です。
この作品は、一度ある教会の礼拝堂で飾ってもらいましたが「教会には相応しくない」という反応があったそうで残念ながら手元に戻ってきました。

『聖母子像』 2020年 オーガニックコットンナプキン、アクリル
聖書の絵といえば、この聖母子像ほど描かれてきたものはないのではないか、そのぐらいに多くの画家たちが描いてきたテーマです。そもそも母子像自体が好まれる絵のテーマの一つでもありました。
ざっと作品を4枚上げました。聖書をモチーフにしたものは描いてきたけども、どうでしょうかね。
なかなかクリスチャンに受け入れてもらえる気がしてないのも正直あります。 自分なりの向き合い方の結果なので仕方ない。
最後まで読んでくれてありがとう。感想等あればお気軽にお寄せください。
miranartworks@gmail.com