1、ご報告
いやー、嬉しい!皆さんに聞いて欲しいです。ようやく情報が解禁になりました、水谷豊監督の新作映画「ピッコラフェリチタ~小さな幸せ~」です!
なんと、私、実はこの映画のポスターを描かせてもらいました。
信じられないような話ですが本当です笑
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今回は私が油絵で描いたものを会田正裕さんに高画質で撮影していただき、デザインされてポスターになっています。描いたのは6人の登場人物とシンボル的なある建物の前の風景。6人はそれぞれペアで、右側の制服を着ている佐藤宗太郎(水谷豊)と柿沼千恵子(池谷のぶえ)、左側女性はミキ(菜葉菜)、車にもたれかかる男性が高橋富士夫(河相我聞)そして真ん中の車の運転席にいるのが田中礼央(橋本淳)と白河葵(趣里) という組み合わせで描きました。
それぞれの人物の様子からどんな人たちなのか想像できますか?
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2、そもそもなんで私が描いてるかって?
今回の映画は最初は劇中内で必要な絵画を制作するために参加させてもらいました。
物語では高橋冨士夫は偉大な父、高橋画伯の息子です。その高橋画伯がパリに滞在して描いた風景画や、またキーとなる一枚を実際に油絵で描いて欲しいという依頼を頂いたわけです。
画伯と呼ばれる人物の作品なのだから中途半端なのは描けない💦
水谷豊監督の説明やパリの思い出のお話などをお聞きしながら制作を進めていきました。

制作途中風景
と、まあ合計4種(5枚)制作したのですが、それからしばらくしてポスター画制作のお話をいただいた時は正直驚きました。
映画のポスターといえば映画の顔だし、当然写真の方が内容を伝達しやすい。
ましてやこの映像時代です。いくらでもいい写真素材のポスターはできますよね。
その中であえてポスターを油絵で制作することを選んだ水谷豊監督の、この作品へのこだわりと芸術を愛する心が沁みましたねぇ。
(それだけにそんな監督の思いを裏切れない!と制作はプレッシャーで汗ダラダラでしたが)
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3、会田正裕さん
もっと遡ると、このお話はそもそも、人気ドラマ「相棒」の撮影監督である会田正裕さんのご縁でお話をいただきました。
2023年にFUJIFILMの「GFX100Ⅱ」という製品が登場する際に、会田さんが製作したショートフィルム「Canna」へ私の作品提供させていただいたのです。
映像作品に参加させてもらうのはそれが最初の機会でした。ドキドキして参加しましたが、撮影現場では映像の裏側で活躍する音響やカメラ、照明、大道具などなどの各プロの皆さんの真摯な制作姿勢を見せてもらいました。この裏方の皆さんたちがかっこよくて!
そんな機会はそうそうないよねーと思いつつも機会があればまたこのような現場に参加させてもらいたいな、と思っていたので今回お声がけいただけたのは嬉しかったです。
4、水谷豊監督
最初にお目にかかった時から、水谷豊監督の印象は「ジェントルマン」です。
どんな人にも丁寧な言葉使いと姿勢で接する様子は、まるで「右京さん」のようで、案外監督の素の要素も強いのかもと感じたくらいです。
実際、それからも何度も打ち合わせのやり取りさせていただきましたが、その印象は変わっていません。また明るい。監督がいるとその場が活気づく空気を感じます。
周りのスタッフの方々との信頼が厚いのもそういうお人柄ゆえだろうなあ。
撮影の時には自分も現場に伺いまして、新しく描いたもの以外の過去作品の設置や、物語中に登場する絵画教室でのモデルデッサン・シーンの技術指導などしてまいりました。
撮影現場って怒号が飛び交い、時間に追われてピリピリして、というようなイメージでしたが(どんなだ笑)もちろんそんなことはなく、真剣な中にもあたたかい空気で進んでいたと思います。
自分が参加させてもらった現場はとある温室でした。6月の日差しはかなり暑かったのですが、汗かきつつも真剣にカメラと、その先で演じられる風景を見つめる皆さんの姿を記憶しています。
こんなプロの方々の中に自分の作品があるんだ、なんだか不思議な思いで撮影を見ていました。

撮影現場に設置された過去作品たち
5、「ピッコラ・フェリチタ」
水谷豊監督に共鳴した皆さんが集い、いろんな方々の挑戦と思いを重ねて出来上がったのが今回の映画「ピッコラ・フェリチタ〜小さな幸せ~」だと思います。
物語は3つのペアのなんでもない日常をちょっと変化させる出来事があり、それからそれぞれが人生の岐路に差し掛かっていく。最後のどんなストーリーが待ち受けているのか・・・。
どの俳優さんも描いていて楽しかったです。
「柿沼さん」はいろんな経験を経てきた味わいのある女性で一番最初の方に描き終えた人物でした。その柿沼さんが見つめるのはいよいよ定年を迎えようとする初老の宗太郎さん。水谷豊監督自身が演じており、ある種の悲哀と慈しみの入り混じった人物像でした。
「ミキ」はおしゃれで自分に自信がある一方で、冨士夫はいかにもダメ男。(我聞さんが上手いんだあ)菜葉菜さんがお綺麗なので描いていて楽しい。
そして趣里さん演じる「葵」と「礼央」ペアは一番難しかった・・・。趣里さんが本当に素晴らしい人物像を演じていて(多分難しいキャラだと思う)それを私がどこまで描けるのか、最後まで筆を入れていました。(ポスター画の詳細な制作過程は次の記事に書こうと思います)
公開後、実際に皆さんが映画をみてどんな感想持たれるのか、とても楽しみです。

*最後まで読んでくれてありがとう。感想などあればお気軽に送ってください。
では、またまたまた~~~
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